なぜ日本で“空気を読めない人”は嫌われる? 背景にあった「自然災害と閉鎖的環境」 PHPオンライン衆知 / 2024年9月9日 11時50分 日本の社会は「空気を読む」ことがマナーとして重んじられています。個人の主張は抑え、集団の調和を大切にする文化は、どういった背景で生まれたのでしょうか。日本社会の集団主義と、その影響について、脳科学者の中野信子さんによる書籍『新版 人は、なぜ他人を許せないのか?』より解説します。 ※本稿は、中野信子著『新版 人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。 日本は「優秀な愚か者」の国誤解を恐れずに言えば、日本人は摩擦を恐れるあまり自分の主張を控え、集団の和を乱すことを極力回避する傾向の強い人たちだと感じます。これをあえて自省的に弱点として考える視点で見れば、日本は「優秀な愚か者」の国ということになるでしょう。 日本で