パナソニックが、筋力を機械的にサポートして重い物を持ち上げる「パワードスーツ」を世界で初めて量産化することが分かった。平成27年にも発売する。年間1千体を生産し、価格は1着50万円程度を想定している。 災害救助や原子力発電所内など短時間での作業が求められる現場での利用を見込んでいる。将来的には、宇宙や深海などの過酷な環境下でも使えるスーツも開発する。身体に装着することで、人間の筋力の限界を超える力を引き出すパワードスーツは大学、民間企業など複数の機関が研究開発を進めているが、量産化の例はまだない。 パナソニックのスーツはパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)のバッテリーに使われているリチウムイオン電池を大型化して搭載し、モーターで動く。「つかむ」「はなす」といったアーム(腕)の操作は、使用者の手元にあるグリップで行う。 開発はパナソニックの子会社で、ロボット事業を展開するアクティ
韓国で、北朝鮮の挑発に対抗する主力兵器のK9自走砲やことし実戦配備された初の国産軍用ヘリ「スリオン」などに、性能の成績証明書が偽造された不良部品が多数使われていることが12日までに発覚し、業者と監督当局に対する強い批判が起きている。韓国では原子力発電所や韓国版新幹線「KTX」の主要部品でも同様の性能偽装の発覚が続いている。当局の責任者は、主要部品に問題はなく兵器の性能は確保されていると弁明しているが、他のインフラ施設の安全性を疑う声も出始めた。兵器の性能を管理する国防技術品質院が過去3年間の納入部品を検査し、34社が成績証明書の偽造や変造を計125件行っていたことを確認した。強度の足りない部品が納入されるなどし、韓国紙、朝鮮日報は、水陸両用の装甲車が水中でエンジンの出力を上げると車内に水が入ってきたとの事例を紹介している。ことし5月に原発での不正が発覚したのを受けて国防技術品質院は今回、1
潜水艦や水上艦の動向を探知する海上自衛隊の次期哨戒機P1の納入式が26日、川崎重工業岐阜工場(岐阜県各務原市)で開かれた。 納入された2機は神奈川県の厚木基地に配備され、約2年間の試験飛行を経て、海上の警戒監視に当たる。P1は現在のP3C哨戒機の後継で純国産のジェット機。 川重によると、搭載された電子機器から発生する電磁波の影響を避けるため、翼のフラップや方向舵などの制御システムに光ファイバーを通じて操縦信号を送る世界初の実用機という。 防衛省によると、P3Cと比べて高速性などの点で勝り、レーダーの探知能力も向上した。海自は保有するP3C約80機をP1約70機に置き換える計画を進めている。 2001年から、防衛省技術研究本部と川重が開発を進めてきたが、途中で主翼などにひび割れが見つかり、開発完了が約1年間遅れていた。
大分港に到着した民間フェリーから下りる陸上自衛隊第7師団の90式戦車=9日午前9時ごろ 陸上自衛隊第7師団(北海道千歳市)の戦車や装甲戦闘車など大型車両を積み込んだ民間フェリーが9日午前7時すぎ、大分市の大分港に到着した。普段は北海道函館市と青森市の間を運航している、動物の絵が描かれたフェリーから戦車や装甲戦闘車など52両が次々と港に陸揚げされた。移送は民間輸送機関で車両を北海道から九州まで運ぶ「協同転地演習」の一環。フェリーは九州にはない90式戦車や89式装甲戦闘車などを搭載し、7日午後に北海道苫小牧市の苫小牧西港を出航していた。戦車などは10日から始まる九州の陸自部隊との合同の攻撃訓練に参加する。
セイコーエプソンは9日、眼鏡型のヘッドマウントディスプレー「MOVERIO(モベリオ)BT-100」を25日に発売すると発表した。民生用としては世界初のシースルータイプで、映像を見ながら周囲の状況も確認できるのが特長。モベリオは眼鏡型ディスプレーと専用端末を有線接続して使用する。端末は米グーグルの基本OS「アンドロイド2.2」を採用、端末に取り込んだ映像に加え、無線LAN経由でネット上のコンテンツも表示できるため、再生機器がない屋外でも視聴できる。眼鏡型ディスプレーには高温ポリシリコンTFT液晶を搭載。仮想視聴距離は最大20mで、遠方に視線を向けると画面サイズは320型相当に感じるという。市場想定価格は5万円台後半。(日野雅子撮影)
次世代ステルス戦闘機F35を生産する米ロッキード・マーチンの工場=米テキサス州フォートワース(同社提供・共同) 日本の次期主力戦闘機(FX)の候補である次世代ステルス戦闘機F35をめぐり、開発主体の米ロッキード・マーチンは15日、日本政府が購入する場合、1機当たりの平均価格が6500万ドル(約50億円)程度になる可能性があるとの見通しを示した。同社幹部が明らかにした。日本が購入開始を予定している2016年度から一定期間にわたり複数機を調達した場合の平均額とみられる。同社幹部は安定的に生産が進めば「当初に比べ、価格は下がる」と指摘するが、これまでF35の開発コストは膨らみ続け価格高騰が指摘されており、今後も価格が上昇する可能性は否定できない。***写真説明が不要で、写真だけ見たい場合は画面右下の【拡大写真を見る】をクリックしてみてください***
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く