女性器の型を取って販売した石こうはわいせつ物に当たるとして、警視庁保安課と武蔵野署は27日、わいせつ物頒布容疑で、静岡市清水区の介護福祉業の男(50)を書類送検した。同課によると「自分より上手に型を取れる者はいないとアピールしたかった」と容疑を認めている。 送検容疑は昨年4月、石こう2個をインターネットオークションに出品し、栃木県小山市の男性会社員(43)に3600円で販売した疑い。 男は約20年前に雑誌で女性器をかたどった石こうを知り、東京都のメーク学校に通って特殊メークを学習。出会い系サイトなどで知り合った女性約80人に「型を取らせて」と交渉し、最大2万円のモデル料を払っていた。 2003年〜12年に約600〜700個の石こうを販売。約320万円を売り上げたが、「思ったより売れず赤字だった」といい、自宅から約300個が押収された。