よく私達は”人を殺してはいけません”と道徳の授業で教わる。では本当に、人は殺してはいけないのだろうか? 実は法律にはそういった類の事は書かれていない。人を殺したら罰則規定が下るだけで、その行動を禁止する条例はどこにも書かれていないのである。 これは死が我々の生活の一部に必然的に入り込むから制定された事に他ならない。 例えばだけど、車はある意味では存在していてば殺人を生み出す構造物だといっても過言ではなく、車はその利用の過程で必然的に事故を引き起こすリスクを発生させてしまう。 だから本当に人を殺す事が禁則事項に該当するとしたら、年間何千人もの人間が交通事故で死ぬリスクがある車なんて制度上存在が許されなくなってしまう。本当に殺人が絶対に駄目だとしたら、車は存在できない構造物なのである。 けどご存知のように、この地球上に車にのってはいけないという国はほとんど存在しない。 車が使われている、いま現