【人身受け難し(3)】 将棋の対局でAI(人工知能)は、将棋を知っている人なら 絶対指さないような「イミフな手」を時々指すそうです。 単に「悪手」というのではない。 悪手は、その人の浅はかな考えから打った手だから、 なぜその手を打ったか、理解はできます。 「イミフ(意味不明)な手」は、誰も分からない手のことで、 将棋の世界に生きる人にはあり得ない手なので、 「これはAIの誤作動(エラー)か」と思うそうですが、 手を指し進めていくと、 「あの一手が今ごろになって効いているなあ」 となってくるそうです。 将棋の可能性はこの1,2年のAIの進化により、 飛躍的な広がりを見せています。 23連勝という破竹の勢いで話題の、驚異の14歳、 最年少プロ棋士、藤井聡太四段は、 コンピューター将棋で腕を磨いたそうです。 一手毎にコンピューターが採点してくれるとのこと。 いわば人工知能を師匠とする少年が、並居