【カイロ=加藤賢治】国際刑事警察機構(ICPO、本部フランス・リヨン)は27日、国際的な宝石強盗団「ピンクパンサー」の一員とみられるモンテネグロ国籍のリファト・ハジアフメトビッチ容疑者(41)をキプロス当局が逮捕したと発表した。 同容疑者は、東京・銀座の貴金属店で2007年6月、ティアラ(王冠型髪飾り)など約2億8000万円相当の宝飾品が奪われた事件で、警視庁が今年2月に強盗傷害容疑などで国際手配した2容疑者の1人。 AP通信などによると、同容疑者は今月18日、偽のブルガリア旅券でキプロスから出国しようとして逮捕され、指紋照合の結果、国際手配されていた人物と判明した。同容疑者はスペインやバーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)の強盗事件にもかかわったとみられている。 ピンクパンサーは、ヨーロッパなどでダイヤモンドなど宝飾品を奪う国際強盗団で、ICPOによれば、これまでに少なくとも100