福島県は23日までに、日赤と中央共同募金会から送金された義援金のうち約90億円を返金した。県の被害規模が当初の想定を下回り、余剰金が出る見込みとなったため。返金は12日付。 福島県によると、死亡・行方不明者や住家全壊、原発避難世帯の数がそれぞれ、義援金の申請時の想定より少なくなる見通しとなった。県にこれまでに送金された義援金総額は、返金分を差し引くと約924億円。 東日本大震災で被災した15都道県は、見込み分も合わせた被害規模を日赤などに報告し、被害に応じた義援金の送金を受けている。(共同) [2011年8月23日11時59分]