▼2015年4月10日 おじさんの家には4つのジャム瓶があるんよ。とっても大切なジャム瓶やから、ニトリで買ったテレビボードの上に4つを等間隔に並べて、テレビを観る代わりに毎日4時間でも5時間でもジャム瓶を眺めて過ごしとる。瓶の蓋にホコリが積もった時は、灰リスの毛を使用した熊野の化粧筆でソッ、ソッ、と優しく払い落とす。この時間が自分の心まで祓い清められるようで、またええんよね。 ジャムの瓶は左からイチゴ、ブルーベリー、マーマレード、そしてピーナッツバター。しかしラベルと中身が一致しとるわけじゃなく、瓶の中にはそれぞれおじさんがこれまでに集めてきたコレクションを保存しとるんよ。まずイチゴの瓶、これには小学4年生の子どもさんの洋服から弾け飛んだボタンが入っとる。おじさんがボタンを故意に外すのではなく、あくまでも自然落下したレアリティの高いものだけを選別させてもろとるよ。子どもさんたちの洋服から弾