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2018年12月19日のブックマーク (2件)

  • 潔癖の代償―喫煙ヘイト亡国論―

    ほど「潔癖社会」と形容するのにふさわしい社会はない。道路や住宅街にはゴミ一つ落ちていない。繁華街の吐瀉(としゃ)物は夜が明けるまでに全てがなかったかのごとく徹底的に拭き取られている。 秒刻みで運行される電車(特に新幹線などの高速鉄道)では、ものの1分とか2分とかで、散らかった座席が完全にリネンされている。消臭、除菌がことあるごとに周知奨励され、ウエットティッシュと温水洗浄便座の常備(完備)がもはや当たり前になった。そして頼まれてもいないのに、率先してゴミ拾いをすることが、国民第一の美徳のように崇(あが)めたてられている。 中国からマイクロバスでディズニーランドに寄った帰りであろう団体観光客が、千葉県浦安市内の何の変哲もない住宅地を熱心にスマートフォンで撮影していた。私はこの光景が余りにも気になったので、片言の英語で話しかけてみると、「街が当にきれいなので珍しいから撮影した」と返答がく

    潔癖の代償―喫煙ヘイト亡国論―
  • 医師たちが触れたがらないタバコ害の〝不都合な常識〟

    「たばこは健康に悪い」と多くの人が信じて疑わない、その根拠は何なのでしょうか。たいていは、「人がそう言うから、そうだろう」と、受け売りの知識を信じているだけのようです。 まず、「がん」の問題です。喫煙者と非喫煙者のがんの発症率を比べると、喫煙者に多い「たばこ関連がん」と言われるものがあります。これは疫学調査で示されていて、ここまでは事実です。「それは怖いことだ、僕もたばこを止めよう」と、これは素直な心理です。しかし、素直ではあっても、そう思った時点で、喫煙ががんの原因だと勝手に決め付けるという間違いが生じています。それは医学的には証明されていません。学術的にはっきりとしているのは、喫煙とがんの発症に「関連がある」ということだけです。だからこそ、喫煙者に多いがんを「たばこ関連がん」と言います。がんの中で最も注目されている肺がんを例に考えてみましょう。 まず、図1を見て下さい。喫煙者率は減少し

    医師たちが触れたがらないタバコ害の〝不都合な常識〟