今のハイビジョンより画質がはるかに鮮明な4K・8Kの実用放送に対応できる新しい放送衛星「BSATー4a」が日本時間の30日午前7時前、南米のフランス領ギアナから打ち上げられました。 日本時間の30日午前7時前、「BSATー4a」を載せたロケットは南米のフランス領ギアナの発射場から宇宙空間に打ち上げられました。「BSATー4a」はこのあと自力で徐々に高度を上げていくことになっていて、順調に赤道上空の静止軌道に入れば、ことし11月中旬以降、運用が可能になります。 4K・8Kの放送は、去年から試験放送が行われていますが、NHKと民放各社は来年12月から順次、実用放送を始める予定です。4K・8Kの実用放送を受信できるテレビやチューナーはまだ市販されていませんが、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年には家庭でも広く楽しめるよう普及が期待されています。