2020年に大分県宇佐市で起きた強盗殺人事件の裁判員裁判で、大分地裁は7月2日、無罪を主張していた被告の男に対し、死刑を言い渡した。 大分地裁での死刑判決は1980年以来で、2009年から始まった裁判員裁判では初めてのことである。 裁判官とともに判決を決めた、一般の人から選ばれる裁判員が記者会見を行い、死刑という判決に至った胸の内を話した。 【画像】判決公判の傍聴券抽選には長蛇の列 2020年大分県宇佐市で起きた強盗殺人事件 事件は2020年2月に発生 約1年8か月後に佐藤被告を逮捕判決が注目された今回の裁判。この事件は2020年2月、大分県宇佐市安心院町の住宅で住人の山名高子さん(農業・79)と長男の博之さん(郵便配達員・51)が遺体で見つかったものである。 事件が動いたのは約1年8か月後。警察が逮捕したのが佐藤翔一被告だった。佐藤被告はその後、強盗殺人の罪などで起訴された。 異例の長さ