「デュアルコアプロセッサ」とは、2つのCPUコアを内蔵しているチップ(マイクロコンピュータ)のことを言います。 「CPUコア」とは、CPU内の命令制御部や演算部、キャッシュメモリが含まれるブロックです。命令の実行や演算などがここで行なわれます。コアという名前の通り、CPU内の“核”となる部分であるといえるでしょう。 コンピュータのプロセッサは、設計する際に、このCPUコアを複数内蔵する「マルチコアプロセッサ構成」にできます。 デュアルコアは、コアが2つということで、マルチコアプロセッサの中でも最も基本的な構成であると言えるでしょう。コア構成としてはこれまで、CPUコアを1つしか搭載しないシングルコアが最も一般的ですが、パソコンなどで使われるCPUでは、4つのクアッドコア、サーバー用のものでは8つのオクトコアというものも存在しています。 ■ CPUパワーを上げるための工夫 シングルコアと比べ