読者の皆さん、こんにちは。前回は、オープンソースのBIツール「OpenOLAP」を使用して、BIアプリケーションの世界を体験していただきました。 今回からは、皆さんにBIシステムの特性を知っていただくため、4回にわたって基礎知識編をお送りします。その1回目の今回は、そもそもBIシステムは何のために導入するのかについてお話します。 BIという言葉は初めてでも、皆さんはデータウェアハウスという言葉はご存知かもしれません。BIも、データウェアハウスも、同じ情報系システム分野に属する名前です。 BIもデータウェアハウスもその目的は、会計、販売、顧客、在庫、購買、生産といった業務系のデータを取り出し、色々な形で活用するというものです。比較的わかりやすい例として、販売分析があります。販売分析では、販売管理システム(業務系)から売上実績データを取り出し、各製品の売上全体に占める割合や前年の同じ月の実績と