『トヨタの自工程完結』というタイトルを見ただけでは、なんのことだかさっぱりわからないと思う。この本を本屋で最初に見たとき、トヨタ・工程というところを見ただけで、なんとなく生産管理やカイゼン関連の本なんだろうなと思い、自分には関係ないからと、本を手にとることはなかった。きっと多くの人も同じように感じているのではないかと思う。 でも待ってほしい。この本は生産管理の本ではなかったのだ。この本は仕事の進め方を劇的に変えることができる新しい取り組みについて書かれたものだ。いろんな本屋でたくさん並んでいたので、序章を立ち読みしてみて驚いた。これが、めちゃくちゃおもしろいのだ。私たちは「実は基本的なことができていない」という認識を持っていなければいけない。とか、みんな無駄なことはしていないつもりです。しかし、それは「やっているつもり」になってしまっているだけだ。と言った刺激的な言葉に引きこまれて購入し、