ソレノイドを開発、販売している福岡県飯塚市のタカハ機工が2013年から始めたコンテスト「ソレコン(タカハソレノイドコンテスト)」。第1回ソレコンから審査員長にものづくり系のアートユニット「明和電機」の土佐信道社長を起用し、大きさが50cm四方で同社のソレノイドを使っていれば何でもアリという変わったコンテストで、ジョーク系の作品から、楽器の自動演奏といった本気の作品までユニークな作品が集まった。fabcrossでは2015年2月に開催された公開審査を取材した。 ソレコンを始めたきっかけから明和電機との不思議なつながりまで、タカハ機工と土佐氏にお話を伺った。 ソレノイドとは、コイルに電流を流すと発生する磁力で鉄芯を直線運動させる電気部品だ。 主に自動ドアや自動車のロック、パチンコやスロット機、金庫や店舗で使われるレジのロック機構など、身近なものにも使用されている。 タカハ機工は1979年創業の