先日「 被災者も、免れた人も、今だからこそして欲しいメンタルケア」を書きましたが、ボランティアをしているホスピスで、子供に対してはさらに注意が必要という話を聞きました。これも被災したかどうかに関わらず、おそらく日本中の多くの子供たちに関わる話だと思うので、ご紹介します。 まずは、大人の場合と同様、子供も怒りや不安などを表現することが大切です。ただ、子供は自分の感情をうまく言葉にできないことがあるので、そこは大人が助けてあげましょう。「こわかったね、つらかったね」と共感するのはもちろん、大人が自分の気持ちを子供に話すことで、子供は「ああ震災の話をしてもいいんだ」と気づきます。 私も子を持つ親なので、子供を安心させたいがために、極力震災の話はせずに楽しい時間を過ごさせてあげようとする親心はよくわかります。しかし、気持ちを吐き出す許可を与えてあげないと、子供はネガティブな気持ちを溜め込んでしまい