私たちの身の回りのモノの多くは、動きます。 その動きは誰かがデザインしています。 最も心を配る作業は、動きの調整です。 動き始めるタイミング、動きの速さや大きさ、応答時間、 あるいは動き出しのなめらかさや、止まる瞬間のゆらぎ。 美しい動き、自然なふるまいを求めて、 デザイナーたちは様々な要素を調整してゆきます。 今回の山中研究室のプロトタイプ展示も、全てが動きます。 そこに、小さなダイヤルを設置しました。 動きを見るだけでなく、動きをうごかす。 ぜひあなたも調整に参加してみてください。
2008年、北京パラリンピック。テレビに流れた映像で、義足で疾走する選手に出会いました。 人と人工物の類まれなる関わりに、究極の機能美を見出したのはそのとき。 山中俊治と研究室の学生、スタッフが一丸となり、義肢装具士や義足メーカ、選手たちと共に、 7年間に渡り取り組んできた「美しい義足プロジェクト」の始まりです。 義肢はこれまで、失われた四肢の代替物として、健常者の身体に近づけることこそが理想とされてきました。 しかし義足アスリートたちの駆け抜ける姿は、失われたその場所こそが、 新たな可能性であると気付かせてくれます。 この展示では、これまで制作してきた義足を一堂に会すと共に、 新しく動き出した、先端技術を駆使したプロジェクトの紹介を行います。 美しい義足プロジェクトの第二章開幕として、ご覧いただければ幸いです。 2008年、北京パラリンピック。テレビに流れた映像で、義足で疾走する選手に出
東京大学の先端研究をデザインし展示する企画、「Research Portrait」をこのたび始動いたします。 01のテーマはチタンと3Dプリンティング(AM: アディティブ・マニュファクチャリング)。「強く、軽く、錆びない」といわれ、高級なイメージのあるチタン。どのような形でも自在に作れるかのようにいわれる3Dプリンティング。どちらも現在、とても注目度の高い「マテリアル」ですが、いまの技術の限界から、まだまだ人々には少し遠い存在です。そして、その性質や性能について、正しく理解されているとは言い難くもあります。 わたしたちの生活は、技術の進歩により変わっていきます。チタンの精錬技術が向上したとき、また、3Dプリンティングの製造技術が発展したとき、デザイナーたちは、エンジニアたちは、どのようなプロダクトを生み出せるでしょうか。 今回の展示では、チタン製家具や3Dプリンティングによる電動義手やロ
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