先週、ループス・コミュニケーションズ代表の斉藤徹さんの新刊「ソーシャルシフト」出版記念パーティに招待いただいたのですが、そこで斉藤さんの面白い話を聞きました。 社会へのソーシャルメディアの浸透が、企業の活動にどんな影響を与えるかという話で、その比喩が冴えているんです。 これまでの企業は中央統制による組織運営を目指していて、それはまるで「オーケストラ」のようだとの説明でした。 一人の指揮者を、奏者がグルリと取り囲み、全員が指揮棒の指示に注目し、その指示に合わせて一糸乱れぬ演奏を展開する。 これは、完成するととても強いチームで、日本企業も、長年このやり方で成長を遂げてきたんですね。 しかし、ソーシャルメディアによって、個人は自らの考えを発信するようになってきました。 こうなると、指揮者の指示に従うだけでは満足できず、自らのアイデアを演奏に活かすことで、曲全体の展開に貢献したいと思うわけです。