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ブックマーク / cabanon.exblog.jp (5)

  • カワイイ論──拡張する求心力 | 藤崎圭一郎の雑思録

    『Web Designing』2012年2月号特集「“カワイイ”デザインの社会学」に寄稿したエッセイを加筆して、編集部の許可を得て転載します。 ************************************* カワイイ論──拡張する求心力 カワイイの反対語 カワイイの反対は何だろうか? 「小さくて、かよわくて、無邪気で、愛らしいもの」だけがカワイイだけなら、答えは簡単である。しかし現代のカワイイは「キモい→キモカワイイ」など反対の意味だと思われる言葉をいとも簡単に取り込んでしまう。 カワイイは「ここからここまでがカワイイの範疇」という言い方で説明できるものではない。領域が確定しないからカワイイには対義語というものが存在しない。反対といえる言葉は「カワイクナイ」であるが、否定形のその語は対義語の呈をなしていない。 アジールをつくる力 では、カワイイとはいったい何であるか。領域でなく

    カワイイ論──拡張する求心力 | 藤崎圭一郎の雑思録
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    s1090018 2012/04/17
  • DAGODA3号、お分けします。 | 藤崎圭一郎の雑思録

    No.3ですが、完成度は今までの中でNo.1です。 DAGODAはフリーペーパーで、僕が法政大学大学院デザイン工学研究科で受けもつ美学意匠論の受講生と、東京藝術大学大学院デザイン専攻の松下計さんの研究室の学生によるコラボレーションです。 特集は「ぼくらの中間都市」。 雑誌冒頭に、僕が「中間都市とは何か?」を考える原稿を書きました。 冒頭を抜粋します。 ******************************** 都会と田舎の中間にある都市を「中間都市」と名づけてみます。あえて詳細な定義はしません。まず呼んでみるのです。ベッドタウン、衛星都市、ニュータウンなどの郊外の都市を中間都市と呼んでみます。 中核都市と中核都市の「間にある都市」も中間都市。田舎くささが生活文化の隅々に染みついている大都市も中間都市。そう呼ぶことで新しい都市像が見えてくる、と仮説を立ててみるのです。 郊外都市を外の人

    DAGODA3号、お分けします。 | 藤崎圭一郎の雑思録
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    s1090018 2010/11/06
  • ココカラハジマル : 私家版「雑誌原稿書き方_全111条」

    稿の改訂版をnoteにアップしています。項目別に整理しているので見やすいです。下のリンクで最新版をご覧ください https://note.com/cabanon/n/n379c454aad4f 昨日の【雑誌原稿書き方基礎講座】で使ったKeynoteに書いていたことを改変・再編集してアップします。全111条。僕が個人的に積み重ねてきたノウハウです。ライターだけでなく編集者としての心得も混じっています。仕事をしてきた出版社が違えば、このノウハウも違うものになったでしょう。だからあくまでも私家版です。デザイナーや建築家やアーティストや工学研究者の取材記事執筆を前提にした話であることをご了承ください。 *アップデート情報 ・全110条を全111条にしたり、第74条を追加して他を統合したりなど、こそこそ修正しているので、3/5にアップしたものとは少し変わっています(3/8記) ・95条の説明に奥義

    ココカラハジマル : 私家版「雑誌原稿書き方_全111条」
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    s1090018 2010/03/20
  • 3/4雑誌原稿の書き方講座 | 藤崎圭一郎の雑思録

    突然ですが、学生限定のこんな無料セミナーを行います。 【雑誌原稿書き方基礎講座】 プロのライターなら知っている基礎の基礎のノウハウを、デザインジャーナリスト/編集者である藤崎が語ります。クリエイティブ関連の取材記事制作の話が中心となります。 日時:2010年3月4日 14時から(開場13時40分) 2〜3時間(終わる時間は適当です) 会場:桑沢デザイン研究所 3階 32番教室 (渋谷区神南1-4-17) 地図:http://www.kds.ac.jp/smenu/access.html 学生限定 参加費無料 要予約 参加希望者は当ブログ右欄の「mail」をクリックして、 参加者の氏名、大学・専門学校名を書いて、藤崎宛にメールでお申し込みください。 メールの表題には「講座参加希望」とお書き下さい。 (空欄だと迷惑メールフィルタに引っ掛かります) 定員30名。当日の申し込みでもお受けします。た

    3/4雑誌原稿の書き方講座 | 藤崎圭一郎の雑思録
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    s1090018 2010/03/03
  • 適正価格の空洞化──「ふつう」の背景 | 藤崎圭一郎の雑思録

    11月6日に産経新聞関西版夕刊に寄稿した記事「適正価格の空洞化」を少しばかり加筆してアップします。 ************* 40年前の1969年、ラーメンは80円だった。では、今ラーメンの値段はいくらかと問われればちょっと答えに困る。総務省統計局の東京都区部での調査では588円。しかし300〜400円台でべられる大手チェーンもある。名の知られたラーメン専門店なら500円台でべられれば安い。700円台でも高いと思わない。価格が二極化して、適正価格が空洞化しはじめている。 同じことは、そばやコーヒーにも衣料品にもいえる。1969年コーヒー1杯100円だが、今はスタバで飲むか、マックで飲むか、街角の喫茶店で飲むかで、しゃれたカフェで飲むかで、値段が違う。街角の喫茶店の数が減ってきている。どこで飲むかかどこで買うかによって適正価格が左右されて、平均的な価格で商売するふつうのお店が街から少し

    適正価格の空洞化──「ふつう」の背景 | 藤崎圭一郎の雑思録
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