「何かを買おう」とする時、「どこで買おう」と考える機会は、日常の中でどれくらいありますか? たとえば「電池」を買うときに、その店が最寄りのコンビニなのか、町の顔なじみの小売店なのか、はたまた大型家電量販店、ウェブショップなのか、とか。そういうことです。 「買い物は、未来への投票だ」と形容されて久しい昨今。「何を買うかは、何を未来に残したいかにつながる」という捉え方は、モノだけでなくお店にも当てはまると筆者は考えます。 さて、では。 そんな風に、「買い手が、何を、どこで買うかが自在に選べる現代」において、「果たして、売り手はどうあるべきなのか?」。多くの売り手と同じく、その解を探し続ける本屋が、東京・表参道にあります。 その本屋の名前は「青山ブックセンター本店」。「本屋の存続が危ぶまれる」とまことしやかにささやかれる中、根強いファンと、感度の高い顧客層を抱えるこの本屋は、ほかの店と一線を画す
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