発祥地・大阪市の補助金削減方針もあって、揺れる文楽。そんな中、偶然とはいえ人気脚本家が新作を手がける。実は人形こそ三谷ドラマ最初の“出演者”。人形浄瑠璃と三谷喜劇が融合した「三谷文楽」は自然な流れだった。(文・飯塚友子) ――東京のPARCO劇場で8月に上演される三谷さん作・演出の文楽「其礼成(それなり)心中」=(電)03・3477・5858=は4年前から進めた企画とか 三谷 知人の紹介で人形の首(かしら)を作っている方に舞台裏を見せていただいたら、「文楽の若い人が新しいものをやりたがっている」と声をかけられた。僕は人形でコメディーをやってみたかったし、技芸員さんも賛同してくれました。 ――近松門左衛門「曽根崎心中」の後日談だそうで 三谷 文楽でどんな場面が一番面白いか考え、浮かんだのが心中しようとする男女のシリアスな場面で、「待て待て!」と変なおっさんが割り込んでくるシーン。この場面が成
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