自他ともに認める実績を持ち、16年間、国家安全保障局に務めたベッキー・ベースさんは、自らを生まれながらのギークと語る。しかし、やはりその人生の節々で彼女をギークたらしめる出来事が起こっていた。 ―― それではベッキーさん、今度はあなたにお伺いします。あなたはどのようにしてギークになったのですか、あるいは最初からギークだったのですか? ベッキー 生まれながらのギークだったと思います。父親にとってわたしは長女ではなく長男だったという冗談があるくらいです。家族同士の笑い話の1つですが、父親がトラックのオイル交換をしていたとき、せんさく好きだったわたしはモーターオイルの入ったバケツに頭から倒れ込んでしまったのです。しばらくわたしの姿を探してまわっていた父は、バケツの縁から、おむつに覆われたわたしのお尻とバタバタと動く足が出ているのを見つけたようです。油まみれになっていたので、本当に誰もわたしの身体
![2人の「お婆さんハッカー」にインタビュー(後編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c14a6578aeecc61e32b2237653397f8b4700a801/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fenterprise%2Farticles%2F0609%2F08%2Ftnfig2.jpg)