最近、米コーネル大学の研究者が、「あなたは、何をもって食事の終わりとしますか?」というアンケートを実施した。「それは当然、満腹になった時だよ」と答えた人は、痩せている人だ。 太っている人は、「お皿が空になった時」、「他の全員が食事を済ませた時」、「見ているテレビの番組が終了した時」など満腹感とはまったく関係ない事が食事を終わらせていた。 「これには生理学的な根拠がある」、そう説明するのは、トロント大学のピーター・ハーマン博士、食欲に関する専門家である。博士によると、現代人の食べる速度は、脳が満腹感を感じる体のセンサーの速度より早くなっている。 つまり、太っている人の多くは、箸を置くタイミングを、体と脳からくる満腹感ではなく、食事をする環境や状況といった外的要因に委ねているのである。 痩せるためには、体が発信する満腹感に耳を貸さなくてはならない。そこで、今回紹介する7つの戦略は、その道のプロ