ネットショッピング等で注文した商品が家に届くまでは、時間が必要だ。 そして家に送られてきたとしても、受領印を押さなければ、それを受け取ることは出来ない。 人生においての「恵み」というのもこれに似ていて、まず、 届くまで待たなければならない。 そして、 「感謝」という受領印を押さなければ、 それは自分のものにはなれないのだ。 しばしば感謝出来ない人からは、貧しさを感じる。 実際にその人は貧乏だとか、過酷な環境で生きているとか、そういうことではない。 たとえ億万長者になり、全世界から愛されていても、感謝出来ない人はいつだって素寒貧だ。 本来受けることが出来るはずの恵みに、受領印を押していないからだ。 だから実際に恵みが届いても、それらはその人とは何の関係もない。 反面、辛い境遇にいても、感謝が絶えない人がいる。 そういう人こそ、現実の不足に関係無く、いつも恵まれていて豊かだ。 ささやかな幸せが