性器の手術の失敗により排尿が困難になったなどとして、50代の男性が、千葉県船橋市のクリニックを運営する医療法人に対し、慰謝料など約2億4千万円の支払いを求める訴えを千葉地裁に起こした。2日、第1回口頭弁論があり、医療法人側は請求棄却を求める答弁書を提出して争う姿勢を示した。 訴状によると、男性は2015年10月27日、このクリニックで性器の変形修正や増大の手術を受けた。4日後に内出血や痛みを訴え、点滴などの治療を受けたが治らなかった。その後、別の病院で一部が壊死(えし)していると診断され、手術を受けたが、排尿が困難になったという。 男性側は、組織の壊死(えし)など手術による重い副作用について、クリニックから十分な説明がなく、痛みを訴えた後も適切に治療されなかったと主張している。 男性の代理人の大門誉幸(よしゆき)弁護士は2日の口頭弁論の後に記者会見し、「男女を問わず美容整形手術が多くのクリ