1977年に登場するや、世界中を熱狂の渦に巻き込んだ『スター・ウォーズ』シリーズ。2005年、エピソード3でシリーズ生みの親ジョージ・ルーカスが6部作にピリオドを打った後、ディズニーの主導の下で再起動し、2015年から新シリーズが始まったのは、ご存知のとおり。 製作体制が変わったとはいえ、『スター・ウォーズ』が特別な存在であり、筋金入りのファンに支えられているということを、作り手も理解している。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』('18)のロン・ハワード監督は、かつてルーカスに「シリーズの監督をしてほしい」と打診されたことがあるベテランだ。そんな彼がここでこだわったのは、CGに頼らないライブ・アクションと、アメリカン・ニューシネマを意識した切ないドラマ作り。シリーズに欠かせない伝統を守りながら、どのようにやりたいことをやっていくか? シリーズの面白さは、そんなクリエイターのこだわ