押井守監督が自身の作品について語る! 3週連続単独インタビュー 第二弾 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『イノセンス』 『攻殻(機動隊)』というのは、とにかくなんと言ったらいいんだろ。ある意味でいえば自分の運命を変えた作品っていうのが、映画監督には1本や2本はあるもんなんですよ。『パトレイバー』もそうなんですけど、思わぬ展開になったというか、世に送り出した後にまさかこれほどの騒ぎになるとは思ってなかった。そういう意味で言えば、『攻殻』ってのは世間的にもそうかもしれないけれど、映画監督としての運命に関わったというか、仕事の仕方にも関わったし。結果として良かったこととネガティブな部分と、半々ですかね。やっぱりハリウッド進出だとかさ、そういうのはね、周りが騒いだから。確かにそういう話もいっぱい来たから。自分自身も監督としての立ち位置を、どこでどう立てるのかってことにね、迷