橋下徹大阪市長が、自らの出自に関する週刊朝日の記事を巡って朝日新聞の取材を拒否している問題で、橋下氏は18日の記者会見で、「(記事は)血脈主義や民族浄化主義につながる危険な思想」と指摘し、朝日新聞の見解を求めた。同紙記者は「週刊朝日とは編集権が別」として見解を示さず、橋下氏は取材拒否の継続を決めた。一方、週刊朝日は会見後に「不適切な記述があった」などと謝罪するコメントを出した。 記事は、週刊朝日(10月26日号)が連載を始めた「ハシシタ 奴の本性」。ノンフィクション作家の佐野眞一氏らが執筆し、橋下氏の実父の縁戚者へのインタビューなどを掲載。「橋下氏の血脈」をたどり、「本性をあぶり出す」としている。 橋下氏は、記事が実父の出身地を巡る記述で橋下氏の人格否定につなげていると指摘。「差別を助長し、許されない」と批判した。 また、朝日新聞が同誌を発行する「朝日新聞出版」に出資していることを問題視し
TBSに犯行声明とみられるメールが届き、インターネット上で犯行予告をしたとして逮捕された男性が釈放された問題は新たな展開を迎えた。メールは大阪府や三重県の事件だけでなく、これまで遠隔操作による成り済ましが指摘されていなかった横浜市の小学校襲撃予告事件についても関与を認めた。警視庁や神奈川県警は捜査のさらなる検証を迫られる事態となった。 警視庁などによると、メールは「私が真犯人です」というタイトルで10日夜に送信された。これまで明らかになっている6件の事件の関与を認めたほか、公表されていない犯行予告の詳細な内容が記されていた。遠隔操作のマニュアルも添付されていたという。 動機について「警察・検察をはめてやりたかった。醜態をさらさせたかった」と説明。「あそんでくれてありがとう。またいつかあそびましょう」と警察への挑戦とも、新たな犯行を示唆するともとれる表現もあった。 横浜市のホームページに今年
【ニューヨーク草野和彦、斎藤広子】「人工多能性幹細胞(iPS細胞)から世界で初めて心筋細胞をつくり、重症の心臓病患者に移植した」と発表した日本人研究者、森口尚史(ひさし)氏は13日午前(日本時間同日深夜)、滞在先のニューヨークで記者会見し、今年2月以降6件行ったと説明していた手術について「昨年6月前半に1件だけ行った。ウソをついたことになる」と話し、従来の主張の一部が虚偽だったことを認め、「申し訳なかった」と謝罪した。 森口氏は会見で、昨年6月に手術を行ったとする病院名については、明確に答えなかった。また、「(手術に立ち会った)先生に(名前を)言わないでほしいと言われている」などと話し、手術の日付についても「確認しないと分からない」などと、証拠となるような事実を明確に示さなかった。 移植手術を行ったとする臨床研究に関する森口氏の論文は、草稿に列挙していた日本人共著者4人全員が関与を否定して
【ウラジオストク田中洋之】ロシアのプーチン大統領は5日、中北部ヤマロ・ネネツ自治管区で自らモーターハンググライダーを操縦し、施設で飼育した希少種のツルを野生に戻す訓練に参加した。 ロシアの鳥類学者が進める「希望のフライト」計画の一環。ヘルメットとゴーグル姿でハンググライダーに乗り込んだ大統領は、飼育場から放たれたツルを渡りのルートに乗せる先導役を務めた。 1年半前からハンググライダーの訓練を始めたという大統領は飛行後、「とても楽しかった。アドレナリンが(体内に)広がっている」と話した。 プーチン大統領は極東ウラジオストクで8、9両日開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に野生生物保護に取り組む姿勢をアピールした形だ。
秋田市は8日、市総合環境センター(同市河辺豊成)が、スクラップ業者「秋田臨港」(同市飯島)に売却したスクラップの中にあった鉛製容器から、高い放射線量を検出したと発表した。 一般市民への影響はないとみられ、同センター職員9人の被ばく状況を調べている。 市環境部によると、容器は取っ手付きの円柱型(直径11センチ、高さ24センチ、重さ14キロ)で、容器近くで測定した空間放射線量は1時間当たり48・86マイクロシーベルト、1メートル離れると同2・05マイクロシーベルトだった。容器は密閉され中身は不明だが、数千万ベクレルの放射性物質が入っている可能性もあるという。 スクラップは7日午後4時半ごろ運び込まれ、秋田臨港が放射能検知器でトラックを測定。同9・6マイクロシーベルトが検出されたため、原因を調べ、容器からと分かった。容器は同センターの旧焼却施設内の四方がコンクリートの部屋で一時保管している。部屋
大津市で昨年10月、いじめを受けた市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が飛び降り自殺した問題で、滋賀県の嘉田由紀子知事は6日、来週にも県教委を中心に緊急対策チームを設置する方針を明らかにした。大津市が新たに設置する調査委員会とも連携し、再発防止策を練る。嘉田知事は県にも「知事は説明すべきだ」などの批判のメールが100通近く寄せられていることも明かし、「大変痛ましい。二度と起こしてはならない」と語った。【姜弘修】
首相官邸前で、大飯原発再稼働反対を連呼する抗議集会の参加者ら=東京都千代田区で2012年6月22日午後6時19分、手塚耕一郎撮影 東京・永田町の首相官邸前で22日、関西電力大飯原発の再稼働撤回を政府に求める抗議行動があった。主催者によると約4万5000人、警視庁によると約1万1000人が参加。周辺の歩道を埋め尽くした人が「再稼働反対」と、約2時間にわたって声を上げた。 有志の市民ネットワーク「首都圏反原発連合」の呼びかけ。3月に始めた当初は300人程度だったが、回数を重ねるごとに参加者が増えたという。この日集まった人の列は約700メートルにも達した。 茨城県土浦市から来たという会社員、東原裕樹さん(32)は「フェイスブックで今日の活動を知った。核廃棄物の処理方法も決まっていないのに再稼働するなんてあきれてしまう。黙っていてはいけないと思った」と参加理由を話した。【池田知広】
桐生市の庭山由紀市議(43)がインターネットの短文投稿サイト「ツイッター」で「放射能汚染地域に住む人の血ってほしいですか?」などと書き込み、抗議が続いている問題で28日、同市議会は各派代表者会議を開いた。庭山議員は無断欠席した。市の報告では同日朝までに170件の電話と489件のメールの抗議があった。 各会派は「卑劣な差別的発言で、その後も問題発言を繰り返している」などと指摘。市民、国民に対する議会声明の発表や6月定例議会では問責決議、議員辞職勧告案を提出することなどを確認した。 市議会の対応について、毎日新聞は庭山市議に対して取材を申し込んだが、回答はなかった。【塚本英夫】
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