400万人ーー。世界のサイバーセキュリティ人材はこれだけ不足しているという。 この試算を出したのは、サイバーセキュリティに関する資格認定などを専門とするアメリカのNPO団体、ISC2(International Information Systems Security Certification Consortium、国際情報システムセキュリティ認証コンソーシアム)だ。 毎年独自に人材調査を行っており、最新となる2023年版は、北米、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカ、中東、アフリカに居住する1万4865人のサイバーセキュリティ実務者を対象にオンライン調査を実施した(日本の回答者は936人)。 今回の400万人という需給ギャップは、ISC2の試算としては過去最大の規模だ。 人材需給ギャップの増加率が最も高い日本 日本も約48万1000人と前年から23.8%人材が増加した一方、需要は59万1