ブラウザ上で Windows のブルースクリーンを模した画面を表示し、あたかもマルウェアに起因する障害を生じているかのように見せかける詐欺サイトが国内外で確認されています。類似の詐欺は古くから存在しますが、最近確認されているものは、被害者の ISP 情報を表示するウィンドウをポップアップしたり、バナーで Microsoft ソフトウェアの専門家を名乗るなどして危機感を煽ります。このケースでは直ちに技術サポートと称する番号に電話をかけるよう促されます。メッセージが表示される段階では、あくまで HTML コンテンツとしてブルースクリーンを模しているだけであり、マルウェア感染などの障害は生じていません。ポップアップが邪魔でブラウザが閉じられない場合は、タスクマネージャーからブラウザを選択して終了する、あるいは ALT+F4 ショートカットを使うなどしてポップアップを回避することが可能です。 なお