地球温暖化対策の新たな枠組みへの合意を目指し、ドイツで開かれている国連の作業部会で、会合3日目の21日交渉が本格化しましたが、先進国と発展途上国とで責任に差をつけるのかを中心に対立が鮮明になっています。 これを前に、ドイツのボンで開かれている最後の作業部会では、会合3日目の21日合意文書の草案作りの交渉が本格化しました。 交渉では、これまで温室効果ガスを大量に排出してきた先進国と、現時点で先進国を上回る排出をしている途上国との間で、温暖化対策を担う責任に差をつけるかどうかが最大の争点となっています。 こうしたなか、先進国側は排出削減に必要な資金を経済力のある一部の途上国も負担すべきだと主張しているのに対して、途上国側が反発するなど、多くの分野で対立が鮮明になっています。 COP21が1か月後に迫るなか、合意に向けて双方が妥協点を見いだすことができるかが焦点となっています。