(CNN) 国連の潘基文(パンギムン)事務総長が今週北朝鮮を訪問すると報道されたことに対し、潘氏の報道官室は18日、近いうちに訪朝する予定はないと発表した。 報道官室は一方で、「事務総長は朝鮮半島の平和と安定、対話に向け、訪朝を含めた建設的な役割を果たしたいと繰り返し表明している」と強調した。 韓国の聯合ニュースは16日、国連高官筋の話として、潘氏が北朝鮮で金正恩(キムジョンウン)第1書記と会談し、核問題などについて協議するとの見通しを伝えていた。1993年のブトロス・ブトロス・ガリ氏以来、20年以上途絶えていた国連事務総長の訪朝が実現するとして注目されていた。 潘氏は韓国出身。70年から当時の外務部、現在の外交通商部(外務省に相当)に勤務し、2004年には外相に任命された。 今年5月にも訪朝を計画していたが、北朝鮮側が直前に招待を取り下げていた。
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