印刷 メール 分かり合えない切なさ 「別離」ファルハディ監督 関連トピックス イラン アカデミー賞 「別離」のアスガー・ファルハディ監督 「別離」から。妻シミン(左)と夫ナデルの溝が深まる ベルリン国際映画祭金熊賞やアカデミー賞外国語映画賞など、世界で90以上の賞を受賞したイランのアスガー・ファルハディ監督「別離」が、7日から東京・渋谷で公開される(各地で順次公開)。男と女の心の溝と、生き方が異なる2組の家族の衝突。現代を生きる人間の「分かり合えない」切なさを見事に浮き彫りにしている。 娘のテルメーの教育のために国外移住を主張する妻シミンと、認知症の父のために反対する夫のナデル。2人は結婚14年になる中流階級の夫婦だが、話し合いも実らず別居を始める。父と娘と暮らすナデルは家政婦を雇う。家政婦は敬虔(けいけん)なイスラム教徒だが、夫に黙って働く。ある時、ナデルの父を縛り付けて外出したことで、
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