今日、通勤中にエスカレーターを乗っていたら、前に立っていた女性が履いていた黒いストッキングがおれの目に入った。特に凝視したわけではない。ほんの少し視界の片隅に入っただけだ。にもかかわらず、その瞬間、何故か急に「黒ストッキングというものは…いいものだ」という気分になってしまった。これは偶然だろうか、はたまた必然だろうか、それとも運命?別にどれでも良い。今日からおれは黒ストッキング=いいもの、という風にしか思えなくなってしまったのだ。そういうわけで、飲み会などでたまに話題に上がる「生脚派?ストッキング派?」という下らない質問に対して、今までは消極的生脚派を貫いていたのだが、今後は即座にストッキング派(ただし黒に限る)と答えるということをご報告しておきますので、宜しくお願い申し上げます。齢三十にして急にそうなってしまったのだが、まあ、長い人生を生きていく過程でそういうこともあるだろう。こういうこ