インターネットで「白砂糖」を検索すると、ドキッとするような内容が書かれたサイトがいくつも見つかります。「白いのは漂白しているためだ」「食べると骨や歯を溶かす」「子どもがキレやすくなる」……。白砂糖は体に害があるとして、茶色い砂糖を使うべきだと指摘するサイトもあります。白砂糖って、そんなに危険なのでしょうか。調べてみました。 そもそも茶色い砂糖と白砂糖は何が違うのだろう。精糖メーカーなどでつくる精糖工業会(東京都千代田区)の佐藤仁さんに作り方を聞いてみた。 まず茶色い砂糖の一つ、黒砂糖。細かく刻んだサトウキビを搾ると汁が出てくる。その汁を石灰と一緒に煮て、要らない成分を取り除く。こうしてできた甘いサトウキビジュースを煮詰めるとできるのが黒砂糖だ。 一方、白砂糖の作り方も途中までは黒砂糖と同じだ。細かく刻んだサトウキビを搾ると汁が出てくる。その汁を石灰と一緒に煮て、要らない成分を取り除く。 し