秋の京都非公開文化財特別公開に参加するお寺や神社のなかには、秋らしい台紙や、公開する文化財にちなんだ今回限定の御朱印を授与するところもあります。特別公開のオリジナル御朱印帳を手に、秋の京都をめぐってみるのはいかがでしょうか。 【六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)】 まずご紹介したいのが、お盆の六道まいりで有名な六道珍皇寺です。平安時代、鳥辺野(とりべの)と呼ばれ、死者と最後のお別れをする「六道の辻」にたつ古刹(こさつ)ですが、ここでは、紅葉色と紺色の台紙に金字でご本尊などを記した特製の御朱印が限定で授与されます。 紅葉色の御朱印は、平安時代、藤原期の美しい仏像として知られる国重要文化財の薬師如来と脇侍である日光・月光菩薩(ぼさつ)に加え、地蔵菩薩と、あの世で生前の罪に応じて死者の生まれ変わる先を決めるとされる閻魔(えんま)大王や、この世とあの世を行き来し閻魔大王の下で働いたとされる小野篁(お