島根の特産品・ノドグロはマグロのトロにも匹敵する脂の乗りが売りの高級魚だが、浜田市の水産加工会社が「脂の乗り具合」を数値表示した開き干しの販売を開始する。ノドグロのブランド化を図る、県は「ノドグロの脂は天井知らず。脂の乗り具合で味も大きく違うため、知った上で楽しんでほしい」と期待している。 「脂の乗り具合」を数値表示したノドグロの開き干しを販売するのは、浜田市原井町の水産加工会社「大磯」。ノドグロの脂質含有量を測定し、脂の乗り具合ごとに開き干しを作り、原魚の脂質含有量を記載した上で販売する。 脂の測定には、県水産技術センターが開発した脂質測定技術を活用。ノドグロの肉に含まれる脂質の割合を表示する。県しまねブランド推進課によると、アジの脂質は10%前後だが、ノドグロは数%~30%までさまざま。浜田市で水揚げされるのは、20%前後が多いという。 大磯の担当者は「ノドグロは8月下旬から始まり、ま