まずはGDBを使ってみよう。習うより慣れろだ。 下準備(プログラムのコンパイル) GDBを使ってみる、といっても何から始めればよいのだろうか。 まず最初に行うのは、デバッグしようとしているプログラムをGDBで実行できるようにコンパイルすることだ。 GDBを使ってプログラムをデバッグするには、ソースコードと実行可能ファイルを対応づける デバッグ情報を実行可能ファイルに付加させる必要がある。 GCCでは、そのデバッグ情報を付加させるオプション-gが用意されている。 例えば、program.cというファイルをGDBでデバッグできるようにコンパイルするには次のようにする。 $ gcc -g program.c 注意: GCCには他の主要なコンパイラと同様に最適化オプション(-O)というものが用意されている。 GCCでコンパイルされることを前提として書かれたプログラムは、一般的にこの最適化オプション