月刊ネットマージャンは"快適なネットマージャンライフを応援するマガジン"をコンセプトに作成されている架空のオンライン麻雀雑誌です 「オカルト」もリアルからネットへ ―― デジタル的オカルトの誕生、あるいは表現のすすめ 1/5 ネット麻雀の到来 麻雀といえば、かつては必ずプレイヤー4人が同じ空間に所在しなければ成立しないゲームであった。大学生などが、家で徹マン(いわゆる徹夜麻雀)をするとなると、人数の確保・決定は重要課題となる。4人ちょうどとすると、誰かが睡魔にノックアウトされた際、メンツが不足する。かといって5人以上にすると、常時誰かがヒマを持て余してしまう。 「メンツに困らない麻雀荘に行け」という助言で全てが解決するかというと、そうもいかない。筆者が大学生だった頃の街の麻雀荘は印象が現在ほど明るくなく、とりわけ麻雀入門者にとっては敷居が高いものであった。今でも、少なくないファンにとって、