「鉄の街のシンボルに」と作られた巨大ボルタと制作者の登尾真帆さん=室蘭市輪西町 北海道室蘭市輪西(わにし)町に、室蘭名物のボルト人形「ボルタ」と煙突を組み合わせたモニュメントがお目見えした。巨大ボルタの名前は「鉄が生まれる街のボルタ」。地元では、観光客に人気があるボルタと一緒に記念撮影ができる観光スポットになることを期待している。 輪西町の工房でボルタを作っている市民団体「てつのまちぷろじぇくと」が、隣接する新日鉄室蘭製鉄所の創業100周年を記念し、鉄の街・室蘭のシンボルにしようと企画。地域で創作活動をしている彫刻家の登尾(のぼりお)真帆さん(24)に制作を依頼した。 鉄とステンレスを使ったモニュメントは高さが約1.8メートル。新日鉄の工場をイメージした3本の煙突の2本からボルタが顔を出す。一方は双眼鏡で新日鉄を眺め、もう一方は記念撮影と聞いて大慌てのボルタだ。間にボルタがいない煙突