2023年10月30日のブックマーク (2件)

  • 「将来、何になりたい?」聞く親が子を不幸にする訳

    国の豊かさ=公共財の豊かさ ――いまや国民の税負担は、江戸時代の「五公五民」並みと言われるほど増しています。なぜ私たちの国力は落ちつづけ、国民の生活はいっこうに豊かにならないのでしょうか。祝賀的なイベントには多額の公金が注ぎ込まれているのに……。 五輪や万博のような祝賀資主義が「原因」で日の劣化を招いているのではありません。そういうものにすがるほかに経済的浮力を得ることができなくなった日主義の衰退がこういうむなしいイベントのかたちに結果しているのです。 国の豊かさというのは、公共財の豊かさのことです。私有財産の総和がどれほどでも、その富が一部の人間に排他的に蓄積されていれば、国は貧しい。問題は公共財なんです。たとえ私財は乏しくても、高等教育まで無償で受けられ、医療も無償で受けられ、住宅も公営のものが無償で提供されるなら、その人はかなり豊かな生活が保障されていることになります。

    「将来、何になりたい?」聞く親が子を不幸にする訳
    sachitowaconsulting
    sachitowaconsulting 2023/10/30
    どうにもならないときに「困った」たまま「どうにかしよう」に繋がらない。「間違ったことをしてはいけない」も強いのかな。「よい直感力を磨く」「直感に従う勇気」さすが。直感は深層にある自分。
  • 日本人が知るべき「大人が消えている」危機の実態

    「今の日社会を見て、いちばん足りないと思うのが“成熟”」と語るのが、思想家の内田樹氏だ。「未成熟であることは誤りでも罪でもないが、まっとうな大人の比率が高まれば、たいへんに住みやすい世の中になる。ところが、今の日社会には大人がいなくなった」と内田氏は指摘する。大人の頭数を増やすためにはどうすればいいのか。新著『街場の成熟論』を上梓した内田氏に聞く(全2回の1回目)。 子どもの知性的・感情的成熟を支援した人が「大人」 ――日社会から「大人」が消えつつあるとはどういうことでしょうか。 「大人」をどう定義するかは難しい問題です。僕の個人的な定義を申し上げれば、大人というのは「周りの子どもたちの知性的・感情的な成熟を支援できる人」のことです。つまり、結果的に「大人」を創り出してくれるのが「大人」だということです。なんだか、同語反復みたいですけれど。 「大人」というのは、個人単体についての属性

    日本人が知るべき「大人が消えている」危機の実態