立ちくらみとは、脳への血流が不足し、血液を介し脳に本来届くはずの酸素や栄養が届かず、脳が貧血状態に陥ることで、その働きが鈍るために生じる現象です。 寝起きの際に起こる立ちくらみの典型的な症状は、次のようなものがあげられます。 ・立ち上がったとたんに目の前が急に真っ暗、あるいは、真っ白になる。 ・血の気がサーっと引いたような感覚を覚える ・目の前がクラクラする ・意識が遠のくような感覚を覚える 通常、これらの症状は、一過性のものであって、時間の経過とともに回復します。症状がすぐに回復すれば、特に心配はなく、基本的に受診の必要もありません。 起立性低血圧、脳が血流不足を起こす主な原因のひとつです。就寝中は、かなり長い間身体が横になっている状態です。朝、起きて、急に立ち上がると、重力の関係で、血液が急に、下半身に移動するため、血圧が急激に下がってしまいます。 通常は、身体の調整機能が働き、すぐに