昔からタコとかイカとか最初に食ったやつ一体何考えてんだよって話はよく聞くけど、それ言ったら絶対パンの方がハードル高いだろう。 だってタコとかイカはたまたま漁やってとれたら、捨てるのもあれだし、これ刻んで塩つけたら案外旨いんじゃね?っていう発想はまだなんかわかる。先にたぶん貝とかエビとか普通に食ってたろうし。 でもパンて、すげーハードル高くないか。 例えば米を食うようになる仕組みはすごくよくわかる。鍋に水入れて、野山で取ってきたもんぶちこんで、適度に煮えたやつ食ってみたらもうそれは雑炊なわけで「これ旨いから他のもの混ぜずに食ってみようぜ」とか、「ちょっと水分量少なめにしてみようぜ」とか、そういう思考でものすごくナチュラルに食ったのだろう。 でも小麦はあのままだと食えない。 ふすまだかなんか、食べられない部分があって、普通に軽く煮込んだぐらいだと全然食えないのである。 もうその時点で我々の先祖