電線いらずの世界がくるのかもしれません。 MITの研究者たちが、電磁波を使ってガジェットの充電を行う方法に取り組んでいるそうです。 これは、量子力学の「トンネル現象」を応用した研究。トンネル現象とは、極小の世界で、量子がエネルギーの「壁」を通り抜けるという現象を指します。トンネル現象によると、例えば電線が切れていても、その隙間がナノ程度であれば、検出可能な程度の電流は流れるとか。これを利用して、電磁波を使って電気を送ることができないか、というのが、この研究です。 まだ実験は初期段階だそうですが、もし実現するれば、僕たちが、写真のようなカオス的なケーブル群から開放される日がくるかもしれませんね。