22日夜の長野県北部で起きた地震のあと、震源地に最も近い長野県白馬村では、地盤が南東方向に30センチ近く移動し10センチ余り沈み込んでいたことが国土地理院によるデータの解析で分かりました。 22日夜の長野県北部を震源とするマグニチュード6.7の地震を受けて、国土地理院は地盤がどれくらいずれ動いたか、土地の位置を示す電子基準点の変化のデータを分析しました。 その結果、震源地から最も近く、西側に位置する長野県白馬村の基準点は、地震前と比べて、南東方向へおよそ29センチ移動し、およそ12センチ沈み込んでいることが分かりました。 気象庁の解析でも、今回の地震は南北に伸びる断層に北西側と南東側からそれぞれ押すような力が働くことで地盤がずれ動いたとみられています。 国土地理院は、今回の基準点のデータの変化は気象庁の解析を裏付けるものだとしていて、今後も注意深く監視を続けていくとしています。
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