2017年7月15日(土)から開催の、金属工芸公募展『いまからまめさら2017』から、注目の作家をご紹介いたします。 三島一能(みしまいっとう)さんは、1985年生まれ、ジュエリーに携わる若手の中でも注目株のお一人です。 彼は薄い金属板を切る・折るというシンプルな加工を組み合わせることによって生まれる、美しい曲面や軽さを視覚的に表現します。彼がジュエリーデザインの世界で数多くの賞を受賞してきたのは、古い手法にとらわれることなくまた思い付きや奇をてらったものでもない、綿密な思考によるものではないかと考えます。面が多角で構成されそれぞれの光と陰が映し出す奥行き、わずかに透けて見える内と外のはざまに、多くの人々が魅了されてきました。 昨年度2016のいまからまめさら展では、アンスティチュ・フランセ日本大賞を受賞、モダンジュエリー、コンテンポラリージュエリーの領域をも超えた分野、海外での活躍に今後