出会いがあれば、別れもある。3月といえば、卒業式の季節だ。楽しかったことや悲しかったこと。数々の思い出を胸に、それぞれの道へと巣立っていく。中高生にとっては特別な日、晴れ舞台のひとつといえるだろう。かつてはクラスのヤンキーたちが硬派な生き様を変形学生服の“卒ラン”に刻み、街中を闊歩していた。そんな姿を目にする機会も少なくなったが、その伝統や文化は終わっていない。福岡や九州においては、数百人規模で集まった卒ランや特攻服を着た卒業生たちがニュースとして取りあげられることも定番となりつつある。 一見、彼らは毎年同じようなデザインの卒ランを着ているように思えるが、じつは「時代と共に若干の変化がある」というのだ。では、2018年のトレンドとはいかなるものだろうか。 30年以上に渡って卒ランや特攻服を作り続け、ヤンキー御用達ショップとして伝説の不良雑誌『チャンプロード』(※現在は休刊)でも特集ページが