(CNN) 大型ハリケーン「マイケル」が上陸した米フロリダ州で、周囲の家屋が大きな被害を受けるなか、外観はほぼ無傷で乗り切った建物が注目を集めている。「サンド・パレス」として知られるこの建物のオーナーに話を聞いた。 フロリダ州メキシコビーチにあるサンド・パレスは3階建ての建物で、4つの寝室を備える、リゾート地の貸別荘だ。オーナーのレブロン・ラッキー氏とラッセル・キング氏によれば、建物がハリケーンを乗り切ったのは偶然ではない。そのように設計したのだという。 ラッキー氏はCNNの取材に対し、建設の際には住宅関連の条例には注意を払わなかったと指摘。自分自身に問いかけたのは大災害を乗り越えられるかどうかであり、一貫してそこを目指して建築に取り組んだという。 建築は2017年に始まり、今年になって終了した。 フロリダ州の条例では、1992年に襲来したハリケーン「アンドルー」を受け、建物は時速120マ