ゲストハウスなどの簡易宿所の廃業が京都市内で相次いでいることが、明らかになった。訪日観光客の増加による宿泊ニーズの拡大で開業ラッシュが続き、供給量が一気に増えたことによる競争激化が大きな要因だ。膨張を続けてきた京都の「お宿バブル」は、訪日客数がピークを迎えるとされる2020年を前に早くも曲がり角に差し掛かっている。 「簡易宿所の運営が厳しくなってきた」 10年近くにわたり京都市内で宿泊施設を開発してきた地元企業の関係者は、そう打ち明ける。宿泊市場への参入業者が増えたのが要因で、中でも交通利便性に劣る物件で稼働率の低下が目立つという。「簡易宿所の開発は今後も続けるが、上京区や右京区など立地条件の良くないところはやらない」と話す。 市内で営業する簡易宿所の客室数は17年度末で9247室に上り、14年度からの4年間で3倍以上に増えた。観光客数に対して市内は宿泊施設が不足しているとされ、ビジネスチ
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