「市政は経営である」そんな信念のもとブランディングに取り組み、子育て世代の移住増につなげてきた自治体があります。千葉県の北西部に位置する流山市です。 2005年8月に「つくばエクスプレス」が開通し都心からのアクセスが良くなったのを皮切りに、同市は共働きの子育て世代へのアプローチを決めます。市長である井崎義治さんが主導して生まれた自治体初の「マーケティング課」で行った「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」のプロモーションコピーや、子育て世代に向けたイベント企画が話題を集めました。 これらの取り組みが実を結び、同市人口は2007年(15万5,779人)から増加傾向となり、2021年9月時点で20万3,331人と約5万人増に。各取り組みの詳細はさまざまなメディアでも紹介されていますが、今回はマーケティング課が歩んできた具体的なプロセスにフォーカスすることで、自治体における広報PRの